また虫の話かい!と、読みに来てくれる人がいなくなるんじゃないかと思ったりもしますが~虫の話です(^_^;)タイトルを考えつかなかったのでそのまま、解りやすく。イナゴの話です。両親ともに農家の出で、小さい頃は田植えだ稲刈りだと手伝いに行きました。今では、稲刈りといってもコンバインであっという間だけど、昔は、稲刈り機(バインダー)で一列ずつ刈って、結束された稲が一束ずつポンとその場に投げ出される方式で。その...
虫の話です(^_^;)
タイトルを考えつかなかったのでそのまま、解りやすく。イナゴの話です。
両親ともに農家の出で、小さい頃は田植えだ稲刈りだと手伝いに行きました。
今では、稲刈りといってもコンバインであっという間だけど、
昔は、稲刈り機(バインダー)で一列ずつ刈って、
結束された稲が一束ずつポンとその場に投げ出される方式で。
その稲束をセッセと運んで、杭に掛けていくのが仕事でした。
(→“杭掛け”が判らない場合は「ふるさとの風景」参照)
そうそう。天日干しが当たり前だったんですよね。
だから今年みたいに台風の多い年は大変で。
昔の田んぼはイナゴ天国で、
一歩踏み出すと、そこかしこからビョンビョン跳び出してきました。
それを捕まえるのが、子どものもう一つの大切な仕事。
イナゴ捕る子どもなんて、もう見ないですよねぇ。
「虫コワ~イ」とか云いそう。
昔は「怖い」なんて云ってられなかったんですよ。
だって“仕事”だもん。
虫カゴなんて非効率的な物は使わない。
自分でイナゴ容れを作って、田んぼに持参です。
1.まず、ビニール袋に、爪楊枝等で、たくさん穴をあける

2.次に、広告を適度な大きさに丸め、潰れないようテープで止める

広告は、新聞の様なザラザラした紙より、ツルツルした紙の方が適。
トイレットペーパーの芯は大きすぎて不向き!
適度な大きさの筒を作ることが、イナゴ捕りの最大のポイント(^^)
3.丸めた広告を、ビニール袋に輪ゴムで止め

出来上がり!
筒の口は開けっ放し。
捕ったら入れ、捕ったら入れ・・なので、フタは邪魔。←それほど沢山いた
入れる時はイナゴの頭の方から(下向き)に入れるのがコツ。
万が一、口の方まで登ってくるヤツがいたら、すかさず袋を振る。
と、登ってきたヤツが下に落ちるのです。
合理的。
袋いっぱいに捕ったら、筒をスポンと抜いて、ゴムで袋の口を縛る。
合理的。
あとは、1~2日放置。
なぜ放置するかというと・・「フン出し」と云ってました。実際のところは知りません(^^;)
初めに袋に穴を開けたのは、この時イナゴが窒息死しないため。
で、この捕ったイナゴをどうしたかというと、ええ、食べました。
醤油や砂糖で甘く煮て。←「佃煮」という所もありますが、ウチの地方は佃煮よりパリパリしてます。佃煮ではないです。
売り物ではなく、あくまで自家製。自宅用。
割とポピュラーなおやつでした。
真っ黒になるので、あまり気にならないんですが、
姿カタチはそのまま“イナゴ”。
・・・・この辺が、今どきの人には「気持ち悪い」と云われるところだろうな~とは思います。
うん(T_T)
写真載せようかと思いましたが止めときます。
イナゴって稲を食べる“害虫”なのですよ。
その害虫を捕って、稲を守って
且そのまま殺して捨てたりしないで、ありがたく調理して、いただく。
・・・・これって、昔の農家のスゴイ知恵だな~と思うんですけどね・・・・。
色んな食べ物があって見た目が大切な今には合わないのかもしれませんね・・・・。
母が子どもの頃は、「イナゴ捕り」は、れっきとした学校行事だったそうです。
ま、稲刈り休みがあるような地域だし(←周りは皆農家)。
たくさん捕ると(重さを量るらしい)表彰されたんだとか。
今は、イナゴが居ません。
田んぼを歩いてもビョンビョン跳ねる姿はありません。
だから、イナゴ煮も作らないです。
子どもの頃、ヘリコプターで一斉に農薬散布をしていました。
農家はラクになったみたいです。
そして、田んぼは“キレイ”になりました。イナゴの姿をまっったく見ないくらいに。
少しして、“無農薬” 流行りとなり
一斉に撒くことが減ってきたことで、一時期よりは田んぼにイナゴや蛙の姿が戻って来た・・・気がします。一時期よりは。

残念なのが、
私はイナゴ捕りについては書けるけれど、
その後のイナゴ調理については書けない・・ということ。
イナゴ煮を作ってくれたのは、亡くなった祖母で、
母は作ってくれたことがありません。
「気持ち悪いし面倒でイヤ」だそうです。農家の娘のくせに!(>_<)
これから袋で捕れるほどに戻ることはないだろうし、
同級生でも、イナゴなんて気持ち悪いという人がほとんどだし、
どうやら私の年代で伝統文化が一つ終わりそうです。
うちの旦那さんが好きで
道の駅とかで売っていたら買います
ワタシも昔は食べられなかったけど
今はガツガツ食べてます~(卑しくなったもんだ~)
でも~アレを調理しろ。。。と言われたら
で~で~できません~~~(チョイ怖い)
こちらこそ先日はありがとうございました!!
えええ!そのまま鍋ですか!衝撃的!!!!(>_<)
イナゴだって命懸けで逃げるでしょう~?・・た・・・・大変そう(^^;)
ウチは、袋のまま水だかお湯だかをザッと掛けてから、熱湯で茹でこぼしていました・・残念ながらよく覚えてないんですよね~。
昔はイナゴ捕りに麻袋を使って、そのまま湯を掛けていたみたいなんですケド~。
で、茹でこぼした後に、後ろ脚と羽をもいでましたよ~!
そのままだと脚のトゲトゲが口に刺さるから~と云われてましたよ。
・・・・でもイヤで仕事放棄してました(^^;)
大きな病院で、内視鏡!!
そんなオオゴトに!?
恐るべしイナゴ(>_<)
ハッハハーさんが「調理できます」と云うなら、がんばってイナゴ捕りして持って行くのに(笑)
私も調理できませんけど(^^;)
そうですか。旦那様はイナゴお好きですか。
気持ち悪いって云う人だけじゃなくて良かった(^^)
私は、好きというわけではないんですが、懐かしい味・・なんです。
でも店で買ってみた事はあるんですけど・・・・違うんですよね~。
もう一度食べたい“祖母の味”は無いみたいで(^^;)
イナゴの佃煮、母が山形なので私も食べます。そして子供の頃、当然近所の田んぼで捕まえさせられました!
ウチはあまり量を作らなかったせいか、子供の遊びの延長で捕まえさせていたせいか、私は虫かごに採って入れてました。
で、虫かごのままベランダに干してフンをさせてましたよ!
ウチは母が煮ていましたが、生きたままのイナゴを鍋の熱湯に入れるのです。ナベの蓋にバンバン飛び跳ねるのが当たるわ、逃げたのを放り込むわで(^^;
お上品なお店の佃煮はイナゴの足を取っていますよね。
なんでだろ?って思っていましたが、先日、母がイナゴの佃煮の足を喉に引っ掛けて数日四苦八苦したあげく町医者行ったら、大きな病院を紹介されて内視鏡で取り除くはめに…
足をとって売る意味がわかりました(^^)