ツボとか水とか

長々と乳ガンの話を書いてしまいましたが、「ツライ思いをしました」ということはなく~
 3月11日に比べたら全然小さいもんだわ(-_-)
むしろ入院生活を満喫した方だと思うワタクシ。

ただ、
色々やることも考えることもいっぱいになって、大変なんですよ~
だからその辺は周りが解ってくれるといいな~・・と。

当人が一人でワタワタしていたら
ちょっと大変な荷物の一つも持ってくれる人がいたら嬉しいんだよな~・・と。

だけどね。
“荷物の持ち方”が、あらぬ方向に行く場合があると困るよね。
・・・・そんなような話を同病仲間としたことが(^^;)


同室のYサンが、家族に云っていたそうです。

  「お願いだから、ありがたいツボとか水とか買わないでね」

う~ん、名言!(^^)

そうそう。
霊験あらたかなツボ・・とか、霊験あらたかな水・・とかじゃ
治らないよね~(-_-)
否。治るかどうかは判らないけど、命をかけて試してみる気はない

家族にそれをやられたら・・・・悪化しそう(-_-;)

  乳ガン本 
  本を読んで基礎知識くらいはつけておこう。
  医者の話を聴くのに、用語が判らないんじゃ話にならないから。


入院中。
Yサンの枕元にも、私の枕元にも。
霊験はどうか判らないけど、友人の心がこもっている御守りがありました(^^)
 
スポンサーサイト

大切な人が乳ガンになった貴方へ

鍵コメ様。
返事をコメントしようと思ったんですが、上手くコメントに出来ず、
遅くなりました。スミマセン。

何度も書いてますが、一口に「乳ガン」といっても、人それぞれです。
症状も経過も、考え方も、苦痛に感じるポイントも“それぞれ”。
私がこうだったから他もこう!とは云えません。

でも、“それぞれ”と云ったって「乳ガンなった!ヤッホー」という人は居ないと思うので・・・・“私がこうだった”は、少しは同じところもあるかな~と。
あくまでも私のこと、ですが、ちょっとでも参考になれば幸いです。

  バラ祭り
  話題が話題なので~写真くらいは明るくバラの花で(^_^)

初めに検査に行った時も、
大きな病院に回された時も、
検査結果を聴きに行った時も、
私は一人でした。

ずっと“おひとりさま”で生きてきて、一人映画も一人旅も全然平気。
何でも一人なのは苦ではないけど、
医者から「ガンです」と云われた後は、
色~~~~~~~~んな事が浮かんで。
さて、どうしよ?と。困りました。

・・家のこと・・家族のこと・・ろくサンのこと・・お金のこと・・仕事のこと・・何かあった時のこと・・
やる事はいっぱい浮かぶのに、何をどうしていいか解らず。

こういう時、優しい旦那様か頼れる息子がいて「大丈夫!あとのことは俺に任せて」って云ってくれたら、自分の体のことだけで泣けるのかな~なんて思ったり(^^;)

これ↑に関しては、実際に優しい旦那様がいる人によると異論があるようです。
旦那様に話せず、「何をどうしていいか~」の一つとなることもあるみたいで。

確かに、家族にどう切り出すか・・というのは悩むよね~というのは
同室の同病仲間と一致。

話したら、両親がドンヨリ~暗~いモードになってしまって(まぁ・・明るくなりようもありませんが)困った・・という話も聞きました。毎日家の中がそれは・・・・病気になりそう(-_-)

“近しい人に病気の事を話すこと”は一つのハードル。

  バラ祭り
  6月の農業園芸センターの「ばら祭り」の蔵出しで

いつ戻れるかも判らないし~って、ことで、入院直前までガッチリ仕事の引き継ぎをしましたが、
それって・・・仕事熱心な訳ではなく、現実逃避ヾ(o´∀`o)ノ

入院前日(手術の2日前)には、準備が出来てなくて、また
さて、どうしよ?と。困りました。

困ったというか・・・準備したくねぇ~という気持ちのままで←往生際が悪い(^^;)
そんな時、友人が「足りないものがあったら後で持っていってやるからとにかく行って来い」と云ってくれました。

まぁ・・・実際にこの友人は年365日忙しくて、とても病院には来れないだろな~と思ってましたが、
それでも、この言葉はとてもありがたかったです。

  バラ祭り
  もう立冬なのに、いくらなんでも季節感がハズレすぎ(^^;)

しつこいですが、術前術後の経過も“人それぞれ”で、
手術が終わって半日くらいで元気にお喋りしていた人、
いつまでも痛い痛いと云っていた人・・・・色々でした。

病気の受け止め方もそれぞれ。

私の居た部屋は、明るくお喋りを楽しむ面子でしたが、
昼間はずっと楽しくお喋りしていても、毎夜泣いている人もいましたし、
他の部屋には、毎日面会が来てずっと部屋に居ない人とか
人と関わらず黙々と本を読んでいる人とか・・・・。


私の場合、手術痕も痛かったですが、腰が痛かったり熱があったりで、
そこそこ大変ではありました。

ケド、何というか・・・・「なるようになるだろ」という感じでいて。
手術まで、やることがいっぱいで、
頭の中はいっぱいいっぱいだったので
手術をしてしまったら、その何割かが“もう考えなくてもいいこと”になって、少しラクになったのかな、と。

  バラ祭り
  もう少し天気が良ければ年賀状に使えたのにな~(笑)

・・・・ただ、
隣の部屋のMサンのところに面会に来たお友達が、当人と一緒に泣いている姿に、

・・・・・・・・いいなぁ~・・・・・・・・

・・・・と。


検査も、大きな病院も、検査結果の時も、ずっと一人で、
それが当たり前で、全然平気だけど、
その時、初めて、誰か傍にいて欲しかったな~羨ましいな~~と思いました。

さて、どうしよ?と思った時に、話を聞いてくれる人がいたらな~・・・・って。

「乳ガンとは!」なんて薀蓄や
「○○サンは大丈夫だったから貴方も大丈夫」なんて言葉は、むしろ・・・・ツライ。

励ましているんだろうとは思っても、
乳ガンになったことを非難されているような・・・・痛い言葉で。

ただ一緒に泣いてくれる人が欲しかったな~~って。
そしたらどんなに救われたろう~~~・・・・って。

  バラ祭り
  ま~四季咲きのバラと思えば季節ハズレじゃない?

さて、どうしよ?と困っているとき、
「一人で抱え込まないで」と云われても、
どうやって抱え込まないでいられるか判らなくなります。
思った以上に色んなことが、いっぱいあるので。

タオル一つ下着一つ用意してもらうのでも、保険のことを調べてくれるのでも、
一緒に泣いてくれるんでも。

いっぱいになる何か一つでも持ってくれる人がいれば、
一人より、傍にいてくれる人がいる方が、きっと、ラク・・なはず。

・・・・・・・・と、思います。

  バラ祭り
  やっぱりカメラ目線はないのね・・・・ろくサン(^_^;)

「ガン?忙しくてそんなのに構っているヒマない!いいから早く取ってしまえ!」
と医者に噛みつくくらいの人だったら(←本当にそういう人が存在する)
一人だろうが、何だろうが、全然ビクともしないんだろうな~と思いますが(^^;)

治療は、医者に委ねるしかないので
(だからこそセカンドオピニオンどうしよう~とか、考えることが増えたりするんですけども)
一番は、色んなことを考えずに落ちついて治療できること


この「色んなことを考えずに」が、難しいんですよね。
 

そぞろ寒

ここ3日くらい、雨の確率が0%~10%なのに、雨マークという・・・・しかも本当に降るという面倒臭い天気が続いています。
朝晩めっきり冷えて、職場でもバスでもゲホゲホが増えてきました。
気をつけなきゃ(>_<)



職場で、大きなイベント(?)があるのですが、
上司から暗に「もちろん大丈夫だよね(参加するよね)」というような確認をされました。

・・・・もちろん大丈夫じゃありませんケド?(-_-)

この上司からは、先日も「もう病気は治ったんだよね」的な確認をされました。
“会社としては従業員の健康状態を把握しておくのも義務の一つ”という名目があるようですが、
ハッキリ云って・・・・・・・・・・・・苦痛。

あのですね。
乳ガンは・・乳ガンに限らず、癌は、切った!治った!ハイ終わり!というものではありません。
そういうタイプの人も確かにいますが。←こういうタイプの人も定期的に再発がないか確認します。

多くの場合は、切った後も
放射線治療で転移を無くしたり、薬を長年飲まなければいけなかったり、
化学療法(抗がん剤)したり・・・・色々と続きがあります。

たしかに、悪の根源は取り除いたので、“治った”と云えなくもないんですが、
だから「大丈夫」かと云われたら・・・・大丈夫かどうかは判らん。本人が一番知りたいわい。

しかも、切った後の不具合がまだあるし、
薬の副作用だってある。


働いているガン患者(元・ガン患者?)先輩方はどうしているんだろう。

だいたい、何かの話題になるような元・ガン患者サンは、
手術3日後から仕事に戻りバリバリ働き~とか、
一週間後に何かにチャレンジし~とか、
それが美談になっているような人ばかりだもんな~。出来るかい(-_-)

  秋桜

昼休み。
昼食時に一緒になった別の部署の男性に、
「あのさ・・・・云いにくかったら云わなくて全然構わないんだけど」と前置きして
「体の方はもう大丈夫なの?」と訊かれました。

なぜだろね、こっちは興味本位とか適当な世間話~とかでなく、
“気になってるから訊いてみた”ように感じるのは。
同じ質問なのに(-_-)
 

パン一枚

入院記事で「お腹すいた」というネタばかり書いている気がしないでもないですが、
普段はそれほど大食いではありません
・・・・といって、小食というほどでもありませんけど(^^;)

手術前と翌日こそ「お腹すいた」と云ってましたが
そもそも入院していると、それほど“お腹が減る”ということはありません。

一日のうち、リハビリ室に行くくらいが運動(?)で、
行き帰り含めてもせいぜい1時間弱。
あとは日がな一日ゴロゴロしているようなものですから、
お腹がすくわけがない(-_-)

だいたいいつも、ご飯多めで、おかずは小皿が2~3・・・量すくなめ
前にも書きましたが、ワタクシご飯を残すのはとても苦手です。

毎回、苦行のように食事に向かうのもどうかと思うので、
看護師さんに云って、ご飯の量を減らして貰いました。



ある日の朝のこと。

いつものように所定の場所に朝食を取りに行くと、トレイに乗っていたのは、ご飯ではなく食パン

  たしかこんな感じ。
  パン食
  お絵かきソフトが無いのでマウスで書いてみました


焼いてない食パン1枚・マーガリン別添。
おかずは全て2口で食べられそうなコンパクトサイズ

・・・・小学生の給食より少なくない!?(-_-;)


思わず友達にもメール(←ヒマだから)
ひどくない?少なすぎ!

そりゃ~さ~入院中はあまりお腹すかないとは云うけどさ~
入院中の楽しみっていったら食事くらいなんだしさ~
もっと「わぁ~美味しそう~!」って、テンション上がる食事ってもんが大切なんじゃないかと思うのよ~・・・・(T_T)


ブーブー云っていたら、
パン1枚を持って現れた、隣のベッドの女神・Tサン。

  「きとちゃん?足りなかったら私の食べて(^^)」

え?・・・・いいですよぉ~(・_・;)
Tサン、全然食べなかったらそれこそお腹すきますよ~?
治るものも治りませんよ~?

  「大丈夫。私は1枚で足りるから(^^)」

え?え?・・・・1枚?
1枚私に渡して、1枚食べる??
見ると、他の人はパンが・・・・2枚!?

えええ??
これは・・・・“ご飯すくなめ登録”をしたからの仕打ちなの!?(>_<)


Tサンが「大丈夫、大丈夫。私は隠し財産もあるから(^_-)-☆」というので
ありがた~く、パンを1枚頂戴いたしました

ついでにTサンの隠し財産の一つ、蒲鉾まで貰って
いつもより豪華な朝食.゚+.(・∀・)゚+.


もう一度、友達にメール。
隣のベッドの人からパン貰っちゃった♪

反応は、おおまかに
  大丈夫?病院の食事少ないの?
というのと、
  同じ入院患者から食事を取り上げるなよ~(爆笑)
という2通り。

いや取り上げた訳ではないんだけど・・・・ブーブー聞こえるように云ってただけで・・・・えへ(^^;)
 

お粥とイチゴ

手術のあと楽しみなものがありました。
それは、翌日の昼食に出るというおかゆ


手術前日のこと。

一通りの検査や説明が終わって一段落し、院内を探検していたら、
私のより数倍お高そうなパジャマを着た女性が一人ポツンと窓際に佇んでいたので
声を掛けました。

少しのあいだ世間話。
別れ際に「明日手術がんばってね」と云われました。


“明日手術する人”なのは、一目で判ります。
なぜなら、手術後は、パジャマの裾から管が出ている状態になるので。

パジャマ姿=見舞い客ではない
管のない姿=手術前の人=明日手術の人・・・・というわけ。


高級パジャマの女性曰く、

 手術までは何も食べられないから、お腹すくのよ。
 手術が終わって、しばらく動けない間はいいんだけど
 次の日になると、またお腹すいているの思い出して
 昼食にお粥を食べると「こんなに美味しいお粥初めて食べた!」って思うわよ。


だって。

わぁぁ~楽しみ~(* ´ ▽ ` *)



手術翌日。

朝食を取りに行く人達を横目で見ながら、我慢。
お腹すいた。
同室の人達に「昼までだからがんばって!」と励まされながら(?)待ちに待って。

やっと昼食
聞いていた通り、術後はお粥。と、おかず少々。
これが待っていると思えばこそ、腰痛にも耐えたよ!(←しつこい)

いざ!美味しいお粥!


 ・・・・アレ?

 ・・・・・・どうしてだろう?

 お粥・・・・おいしくない(-_-)

 塩気が無くて、生ぬるいドロドロ・・・・むしろマズイ。

 水分を取っていなかったせいか味覚がオカシクなっているような。


全然ノドを通りません。
う~ん・・・・体が受け付けない。

お腹は確かにすいてるのに食べられない(T_T)
“御飯を残すこと”が、とても苦手なんですが。
隣のベッドのTサンに「無理しない方がいいよ」と優しく云われ、泣く泣く残しました

あぁ!楽しみにしていたのに~(T_T)


絶食あけ。
昼食のお粥を残したものの、
やっぱりすいている私のお腹。

お腹すいた~!でも、お菓子を食べようって気にもならない~(T_T)
何だか味覚がヘン~(T_T)
お腹がすいているのに食欲がないってどういうこと~(T_T)

腰の痛みではなく、お腹がすいて泣きそうになっていたら
Tサンが「これなら食べられるんじゃない?」と、

  奇跡の苺
  幸せ~♪

手に大きなイチゴ

隣のTサン。
前日にはアップルパイをくれた女神様。

見舞いに来る旦那サンに連絡して、わざわざ買ってきて貰ったようです。

酸っぱくて甘くて瑞々しくて美味しい!
こんなに美味しいイチゴ初めて食べた!(T_T)

食欲復活!!


入院中ご飯を残したのは、この日のお粥だけでした(^^)