はたらくおとこ

  はたらくおとこ

2016年の見納めはこの舞台。

何年か前に上演したものの再演・・・・らしい。
初回のは観ていないので、マッサラな状態で観劇。

う~~~~~~~ん。

重い。

舞台は東北の“どこか”。
“どこか”は特定していないけど、東北訛りを使っているので「東北のとある場所」ということにしてある。

ケド、
雪が深くて、リンゴの産地で・・・というあたりで、
青森かな?と思わせる。
訛りは津軽弁じゃないけど(^^;)

役者はベテラン揃いで落ち着いて観られて、
時々クスッと笑える芝居で、

・・・・・でも。
周りの誰からも疎まれるような
近くに寄ることすら出来ない危険な“ブツ”を廃棄しなきゃならない~・・・・・って、

この“ブツ”って“アレ”ですよね?

主催の長塚サンは「東北が舞台なので東北で上演したかった」と云ってましたが
・・・・・いま、やる? これ? 当の東北で?
それって、どんな気持ちなんだろ。

重い。

終わってすぐに立てない。
座っていただけなのにドド~ッと疲れた。
とても「面白かった~」とは・・・・・・・・。

 
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Tag: 芝居

遠野物語~奇怪・其ノ三~

先日、舞台を観ました。

  遠野物語

柳田國男の有名なお話ですが、
そのまま小説どおりではなく(本どおりだったら短編数珠つなぎになっちゃう)「遠野物語」をモチーフにした舞台・・といった感じ。


あらすじは説明がどうにも難しいので、以下チラシを抜粋。

今は昔、あるいは未来。
現実から少しずれた架空の日本。

社会の合理化を目指す「標準化政策」により、全て「標準」が設定され、逸脱するものは違法とされた。
物事は真と偽、事実と迷信に明確に分けられ、その間の曖昧な領域を排除。

作家のヤナギタは東北弁で書かれた散文集を出版したことで任意同行を求められる。
内容も迷信され、警察署の一室で事情を聞かれる。
迷信を科学的に解明する著名な学者・イノウエが召喚され聴取に加わる。
ヤナギタは、内容は迷信ではなく事実だと主張する。
それは東北の青年から聞いたノンフィクションであり怪談とは違うという。

散文集「遠野物語」のエピソードを紹介しながら、
ヤナギタとイノウエは、真と偽、事実と迷信、この世とあの世といったものの、間の世界へ迷い込んでいく。



・・・・どこを抜粋していいやら判らず長くなってしまったよ(-_-)


「遠野物語」を元にしているので、出演者ほとんどが遠野弁
といっても、そのままきちんとした遠野言葉だと観ている人が全然内容が解らなくなってしまうので、
もう少し聞きやすい、軽い東北訛りというカンジで(^^)

仙台公演では、ごく普通にお客さんが笑っていたけど、
これって大阪公演とかあったよな?分かったのかな?
関西の友人にメールを入れたら、やっぱり言葉が解らないところが結構あったもよう(^^;)

特にスゴイな~と思ったのが、池谷のぶえ(敬称略)のオバチャンっぷり。「あぁこういうオバチャン居るよね~」と思えて、何だか親しみが(^^)
それと瀬戸康史(だから敬称略)。長セリフもすらすらとしっかり遠野言葉が浮いてない。

役者サンってスゴイな~(^^)

  遠野物語2冊
  なぜか3冊持ってる原作。中身は同じなんだけど・・・

「遠野物語」好き(^^)

妖怪がいる世界~・・・って、云っても、流行りの“ファンタジー”でなく
リアルに“人ならぬもの”が隣に居るのが受け入れられている世界。
悪いヤツも居るのが当たり前だけど、神様も当たり前に居る・・・・世界。

実際に、柳田國男が「遠野物語」を出した当時、
語り部となった遠野の青年(佐々木氏)は地元で批判されたというのは有名な話。
それだけ地元(遠野)ではこの世界が、現実のこと、外聞が悪いこと、外に話してはいけないこと、として認識されていたってことよね。

原案の「遠野物語」のそんなところを、仮想の日本にして、うま~くズームされていました。

タイトルを見た時は、
河童やおしらさまが出てくるブラックファンタジーな話かな~なんて想像していたのに、
全っ然違った!
ファンタジーどころか、超現実世界だった(^^;)


舞台の世界は“架空日本”設定になっていて、どこかずれているけど、
何でも人と同じであることが一番大切な事のように扱われる“今”とあながち離れていないような気がするな~。

“標準”が政府によって決められ取り締まられて・・というのは、「図書館戦争」(@有川浩・著、映画化もした作)でもあった設定だな。
“今”がいかに標準を押し付けられているか~の危機感を感じている人が文化人(物書きを文化人と一括りしていいものか判らないけど)に多いということだろか。

なんでもかんでも中央の“標準”を押し付けられる~って、とても気持ち悪い。
標準だけの世界なんてそれこそ怪談だよね。
“人ならぬモノ”がいて、死んだお婆ちゃんが語りかけてくるような世界の方が、ずっとずっと人間らしい。
これって私が、標準じゃない仙台弁の中でずっと生きている人間だから?(^^;)

この舞台を観ていたら・・・・“人ならぬモノ”が当たり前に居るのって、
遠野が・・東北が・・標準から離れて蔑まれて生きてきたってことの証かな~なんて思ったりも。

 
Tag: 芝居

頭痛肩こり樋口一葉

先日、舞台を観ました。

  頭痛肩こり樋口一葉 ガラスに反射してボケボケ写真ですが

すごいタイトル・・・・(^^;)
私のことみたいだよ。ついでに「目の疲れ」も入れたい。


それにしても観劇は久しぶり。
前に芝居の話を書いたのはいつだったかな~と記事を遡ってみたら・・・去年の12月!?

なんてこった!Σ( ̄。 ̄)
どうりで、何でもいいから芝居観たい~病が発病したワケだ(-_-;)

そう。観たかったから観たというより、
何でもいいから観たくて、衝動的にうっかり買ってしまったチケット


作は、故・井上ひさし。そういや、なんだかんだと井上作品よく観てるな。
初演は1984年。
また86年にロングランとなり、その後も再演を重ねた作品・・・・なんだそうだ。
今年は「樋口一葉 没後 120年記念」なんだって。へぇ。

樋口一葉が主役で
チラシによると“ファンタジー” ・・・・ファンタジー?
ファンタジーかどうかはともかく、
一葉女史が頭痛のため医者をハシゴする話~などではないです(^^;)


内容は・・(以下、チラシより抜粋)

 明治の天才女流作家・樋口一葉。
 24歳6ヶ月の若さで没するまで「たけくらべ」「大つごもり」など
 22の短編と40数冊に及ぶ日記と四千首をこえる和歌の詠草を残した。
 男性中心の時代に、貧しさに苦しみ、恋を捨て筆一本で身を立てようとした一葉と
 たくましく生きる女性たちの話。


・・・・解るような解らんような?


全日程終わっているので感想を閉鎖していません。
DVDで観る予定の方は、以下スルーしてください。



樋口夏子(一葉)が小説家を目指してから、死後2年までの話。
一年ごとに、お盆の一日を追ってます。

出てくるのは、
  夏子、 母、 妹
  母が乳母を務めた昔お武家だった姫様、
  八丁堀だった父の同僚の遺児で、小さい頃から家に出入りしてた女性、
  お盆になると出てくる幽霊
この5人の女性。

役者も5人の女性のみ。
  永作博美 三田和代 深谷美歩 愛華みれ 熊谷真美 若村麻由美 
  

面白かった~!(^_^)

いや、あの、話自体はちっとも面白くないんです。←おい
あらすじだけ書き出したら、痛いわ~この話(T_T)という内容。


樋口一葉の父母は、田舎から出て来て侍の身分になった“成りあがりもの”で、
それでも子供の頃はきっとそこそこ幸せに暮らしていたんだと思う
・・・というところから、明治の御一新で、「そこそこの幸せ」が一変。
さらに父や兄が亡くなり、家長としての重圧、
身分の高い人の集まる職場でのストレス、
作家として名前が売れても、いつでも貧しい自分の暮らし、
男性中心の理不尽な出来事・・・・・


愉快なエピソードなんか、一つもない。
貧しいし
女ばかりで頼れる人はいないし
問題多いし、理不尽だな~って思うことばかりある。
文字であらすじ読んでいたらチケット買わなかったかも・・・・(^^;)


でも、笑い声がいっぱいの芝居。

大変なことを、こんなに明るく笑いに変えてしまうのって、スゴイ(^^)


「ファンタジー」と銘打ってる理由は、幽霊が登場するから・・・・なんだと思う。
この幽霊も、恨みをもって漂って毎年盆に姿を現している訳で、明るい素性ではない
・・・・・ハズなんだけど、
なぜか出てくる度にクスクス笑えてしまう。

綺麗・・なのに、なんか可笑しくて、なんか可愛い(^^)

フワ~ッと出てきたり、クルクル踊っていたり
若村麻由美はスゴイ役者サンだわ~(^o^)
ずっとクルクル回っていたり~って、見た目より体力使うよな~なんて、後から思ったくらいで。


他の役者サンも。5人の役者サンが5人とも良かった(^^)

夏子(永作博美)は、あぁそりゃ頭痛にもなるし肩も凝るよね~という苦労ぶりを、サラッと演じていて、
母親(三田和代)は、クソ婆にも、悲しい女性にも、しゃんとした母親にも見え、
妹(深谷美歩)はいつでもハキハキはつらつとして、健気で、思わず応援したくなる女の子で、
元・武家の娘(愛華みれ)は、昔は良いとこの娘さんだったのね~という品があって、それが余計悲しくなるように見えたし、
知人の娘さん(熊谷真美)は、時代に翻弄され浮き沈みが激しい女性なのに、“浮き”も“沈み”も見事に合わせていて、たくましい女性がなんてピッタリ!


時は明治。
女性は本当に生きにくかったろうな~。

楽しい、ケド、切ない。
明治の女性ってこうやって笑って生きてきたのかな~と感じられるお芝居でした。

とても面白かった!(^_^)

うっかりチケット買って良かった!

 
Tag: 芝居

死刑執行中脱獄進行中

もう一つ。先日、舞台を観ました、の話。

  死刑執行中脱獄進行中

会場の入り口には「上映時間 1時間20分予定」の張り紙。
え~!短~い!(>_<)

客層が若めに感じるのは、原作が漫画家・荒木飛呂彦だからか?
原作読んでないのよねぇ~(^^;)
ここに居るのは場違いかしら~と思いつつ、着席。


以下、ちょっとネタバレ含みますので閉鎖します。
観る予定の方、DVD狙いの方は開かないで下さい。

Tag: 芝居

ダブリンの鐘つきカビ人間

先日・・・といってもだいぶ前~芝居を観ました。

   鐘つきカビ人間 光が反射しちゃったよポスター(^^;)

“大王”こと後藤ひろひとのお芝居。
大王は「ミヤネ屋」のコメンテーターで知られるようになったみたいですが(←見ていないのでよく知りませんが~^^;)書き手としても役者としても大好きな舞台役者サンです。


再再演。
役者サンがだいぶ変わりましたが。

以前は、行きたくて行きたくて、
でも結局行けず(なぜ行けなかったかもう思い出せない)チケットを手放した舞台。

あれから・・・13年。え?そんなになる?
わぁ~!時のたつのが早い~(>_<)


ほとんど内容に触れていないので、以下隠していません。あしからず。


 面白かった~(^o^)

全体的にはファンタジーな話ですが、
ちょこちょこと“現実”が。
きっと硬派な芝居の好きな人には「真面目にやれ」と思われるのでしょうが、それが面白い!

どこまでが台本で、どれがアドリブなの~(^^)
好き勝手にセリフ足してるでしょ?という箇所が随所にあり、
その余裕っぷりに笑いが。

特に ヒドイの 濃いキャラなのが、大王マギーさん
仙台人しか解らない地元話になったり、朝ドラの話が入ったり・・・・アドリブ・・だよね~?
篠井英介サンが途中で笑いを堪えられなくなっていました。それでも芝居を続けるのがスゴイ(^o^)

これだから舞台は楽しくてやめられない。
ずっと真面目な芝居をしなければいけない主演の佐藤隆太君は大変だったろうな~。


終演後。
パンフレットを買う列に並んでいたら、
前に制服姿の高校生らしきお嬢サン2人と、付添の先生らしき大人の女性1人

お嬢サン方が、目をキラッキラさせて、
 「観に来て良かったですぅ~」 「面白かったですぅ~」
を連呼してました。

ほぉ。ほぉ。
そりゃ嬉しい(^^)
イヤ・・関係者じゃないけれど・・・全然ないけども・・・・(^^;)
自分の好きな物を他の人も認めてくれるって嬉しいよね~。
年齢差があっても・・となれば、なおさら。

さらに聞こえてきたのが、(聞き耳を立てていた訳じゃないのよ)
 「あのとき審査の先生が云ってた事が解りましたぁ~」とも。
・・・・え?何なに?
演劇部の子なのかな?演劇コンクールとかに出たのかな?何を云われたんだろ?
気になるぅ~(>_<)


コメディではないんですけど、
終わってみると「えぇぇ!?」という、だいぶシュールな舞台なんですけど、
演劇をしている高校生(←勝手に決定)も太鼓判の、面白いお芝居でした。

 
Tag: 芝居